ビリーフ(思い込み)「存在してはいけない」ができる時期


私の行うカウンセリングの中で、

「ビリーフチェンジ」というセラピー(心理療法)があります。


このセラピーは、

子どもの頃もった固定概念や思い込みを 

今も持ち続けていることで 生きづらさを感じている場合、

このビリーフをあらためて見直し、解放していく、というセラピーです。


(ビリーフチェンジは、
カウンセリングの中で行うことができます。
ビリーフチェンジの内容について、
くわしくはこちらをご覧ください→ ***


思い込みには24個あるといわれています。

その中で最も重いビリーフは、

自分の存在自体を否定する

「存在してはいけない」というビリーフです。


他のビリーフが

幼少期(主に3~15歳)にできると言われている中、


このビリーフはなんとお腹の中で作られる可能性もある、といわれます。



以前、こんなクライアントさんがいらっしゃいました。

その方は、客観的にみると

「成功者」といわれる類に入る方で、

仕事も順調、金銭的にも余裕があり、

結婚してやさしい旦那さまとお子様もいる方でした。



しかし、どんなに幸せに見える

「状況」(結婚、出産など、家庭の豊かさ)を味わっても、

満たされることがないということです。


そして何度もやりとりするカウンセリング(対話)の中で、

「存在してはいけない」という

ビリーフを持っていることはご自身でも自覚されていました。

しかし、どんなに掘り下げても、

思い出そうとしても、どうしてそう思い込んだか、

原因となる場面が見つかりませんでした。


しかし、ビリーフチェンジのセラピーを行った数回目に、

なんと!その方がお腹の中の映像(場面)がでてきたのです。




詳細は省略させていただきますが、

一般的な常識だと 

まだ自分の存在を否定することなんて考えられないような

胎児の状態で その思い込みができてしまったようです。



そして気づくことで、解放するセラピーができました。

その後、その方は、


「原因がわからなかったどうしようもない絶望感がなくなった」と

晴れやかにおっしゃられていました。



私にとっても不思議な経験ですが、

こういった、本人さえも知らなかったことが

イメージであがってくるということは、

カウンセリングの場面ではよく起きます。




しかし、本人の中で起こっていることなので、

他人の私たちがそれを正しいとかおかしいとかいうことではありません。


心からの幸せを感じているその方をみて、よかったと思います。



ビリーフチェンジはこのように、

無意識でも、意識的にでも

子どもの頃決めた「思い込み」を手放していくことができます。




皆様も、小さい頃、自分を守るために作った「固定概念」を、

そろそろ見直してみませんか。



生きづらさを解放する、お手伝いをさせていただければうれしいです。


*ビリーフチェンジセラピーは カウンセリング内で行います。

まずはお試しカウンセリングで、お話しをじっくりお聞きし、

カウンセリング等ご本人に合った内容をご提案させていただきます。